うっ血と便秘、下痢
痔の原因は肛門周辺のうっ血が上げられますが、なぜうっ血しやすくなるのでしょう。人間は二足歩行であるため、常に重い頭や上半身を腰やお尻などで支えているためともいわれています。血液は体の隅々を循環し、心臓に戻ってまた循環します。同じ姿勢を長時間続けていると、この循環が悪くなり血行不良になります。お尻周辺も血行不良が続くとうっ血しやすい状態になるのです。痔にとって人間の体のつくりや二足歩行はなりやすい環境であるといえます。それゆえ、重いものを持つ仕事や長時間立ちっぱなしの仕事やデスクワークの多い仕事を続けている方に痔持ちの方が多いようです。
痔の原因には、便秘や下痢も関係があります。便秘になるとトイレで長い時間座ったままの姿勢でいきむと肛門周辺に圧迫や刺激を与えてしまいます。硬い便は肛門を傷つけてしまうことがあります。下痢は、一気に外に排泄するときに肛門に負担がかかることがあります。下痢便を何度も拭くときに肛門周辺を傷つけてしまうこともあります。
便秘や下痢は胃腸が弱かったり、辛い物や大量のアルコールを摂取したり、偏食が原因で起きることがあります。香辛料は体内に吸収されづらく便に混じって排泄されます。排泄時に肛門周辺を刺激しますので摂りすぎには注意が必要です。アルコールは大量に摂取すると肝臓に負担がかかることはご存知の方は多いでしょう。実は肝臓と肛門をつなぐ門脈の活動が大量のアルコールが原因で停滞しやすくなり痔核ができる原因の一つになります。
痔は女性に多いといわれていますが妊娠や出産を期になってしまうことがあります。妊娠時は子宮に胎児を抱えた状態になります。普段の体重よりも増加してしまうことで血液の循環に更に負担がかかり、肛門周辺がうっ血しやすくなります。出産時には、何度もいきみを繰り返し、通常の排便では考えられないほどのいきみにより肛門周辺のうっ血がひどくなり切れ痔になってしまうこともあるようです。
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